猫が外に出ることは、交通事故や感染症、ケガなどの可能性があり、大変危険です。大切な愛猫の安全と健康を守るために「完全室内飼いすること」は非常に重要ですが、好奇心旺盛な猫は、ちょっとした隙に外に出てしまうことがあります。特に玄関や窓など出入り口には注意が必要です。
今回は、猫の脱走防止対策について詳しくご紹介していきます。
猫の脱走防止対策
1.外出時や帰宅時の玄関には注意する
猫が脱走する可能性が一番高いのは、飼い主や家族が外出する・帰宅する時の玄関です。ドアを大きく開けないように気をつけていても、猫は少しの隙間から一瞬で外に出られます。特に子猫は体が小さく走るスピードも速いため「あっ!」と思った時には外に出てしまっていることもあり、十分注意が必要です。
【玄関に続く廊下にドアがある場合】外出時には玄関側に猫がいないことを確認の上、必ずこのドアを閉めてから玄関を開けるようにしましょう。
【玄関までドアが無い場合】廊下や玄関の手前に背の高い脱走防止柵を設置しましょう。猫は体長の5倍ものジャンプ力があるので、背の低い犬用ゲートでは軽く飛び越えてしまいます。基本的には天井までの高さの格子戸が理想です。また、格子のすき間は成猫なら50㎜以下で問題ありませんが、子猫の場合は20㎜以下にする必要があります。
2.窓を開ける時にも注意する
窓を開ける時には、猫が近くにいないか必ず確認しましょう。また、猫は前足を器用に使って窓や網戸を開けることができるため、市販のストッパーを付けて窓や網戸が猫に開けられないようにしてください。それでも、網戸を破って脱走する可能性もあるので、ベランダの窓には高さ1800㎜以上か天井までのフェンスを設置しておくのが、より効果的です。
3.猫が外に出たがらないようにする
好奇心旺盛な猫は、退屈してストレス発散のため外に出たがる可能性があります。キャットタワーなどで運動できるようにする・おもちゃで一緒に遊んであげる・日当たりの良い場所で外が見えるようにしてあげるなど、猫が室内でも満足できるような環境を整えてあげましょう。また、未去勢・未避妊の猫は発情期に外に出たがります。出産の希望がないのであれば、去勢・避妊手術を行うのが望ましいでしょう。
4.万が一の時に備えて、迷子札を付けた首輪やマイクロチップを装着する
いくら対策をしても、万が一の場合や地震・火事など災害時に逃げてしまうことも考えられます。そんな場合でも猫の身元がわかるように首輪に連絡先を書いた迷子札を付けたり、マイクロチップを装着しておくと、より安心です。
まとめ
猫が外に出ることは、交通事故や感染症、ケガなどの可能性があり、大変危険です。玄関や窓から外に出てしまうことが無いように、脱走防止柵やストッパーを設置する・猫が外に出たがらないように環境を整えてあげるなど、しっかりと対策しましょう。また、万が一に備えて迷子札付きの首輪やマイクロチップを装着することが、身元の判明に役立ちます。大切な愛猫を守るために、脱走防止対策は必ず実施しましょう。
![]() |
価格:19800円 |