その昔、時代がまだ昭和の頃、猫は家を自由に出入りする放し飼いが主流でした。ですが、猫を放し飼いにすることには、交通事故、感染症やケガ、ご近所トラブルなど、猫にとっても飼い主にとっても、たくさんのリスクがあります。家族同然の大切な猫には、健康で長生きしてほしいですよね!それには「猫は完全室内飼い」を徹底することが重要です。
今回は、猫を完全室内飼いにする理由とメリットを詳しくご紹介していきます。
猫を完全室内飼いにする理由
1.交通事故を防止できる
外に出るということは、交通事故にあう可能性が非常に高くなります。車やバイクにひかれて大ケガをしたり、命を落とすこともあります。外に出なければ、そのような悲しい事故にあうことはありません。
2.感染症やケガを防止できる
外猫との接触やケンカからケガをしたり、猫エイズや猫白血病などの感染症にかかったりすることを防げます。ノミやダニといった寄生虫による被害も防止できます。
3.虐待や盗難を防止できる
首輪が付いていても猫を連れ去ったり、虐待や殺害など恐ろしい被害にあう可能性もあります。外に出なければ、そんな危険な目にあうこともありません。
4.近隣トラブルを回避できる
飼い猫が近隣の庭を荒らしたり糞尿によって迷惑をかけたり、爪で車を傷つけたり、また他人にケガをさせてしまうなど、近隣トラブルの元になることがありますが、それも防げます。
猫を完全室内飼いにするメリット
1.長生きしてもらえる
これが何よりのメリットです!交通事故や感染症、ケガ、迷子などの外的リスクが大幅に減るため、室内飼い猫のほうが外猫より3年ほど平均寿命が長いというデータもあります。
2.生活リズムが安定する
猫は環境の変化を嫌うため、安全な室内で食事やトイレ、睡眠などの生活リズムが安定することによって、猫の健康維持にも繋がります。
3.近隣トラブルの心配がない
他人の庭を荒らしたり、鳴き声や糞尿などで迷惑をかけることがないので、ご近所トラブルの心配がありません。
まとめ
環境省が定める『家庭動物等の飼養及び保管に関する基準』には「猫は屋内飼養に努めること」と明記されているように「猫は完全室内飼い」が現在の主流です。様々な敵やトラブルを回避でき、安全な場所で寝食できることは猫にとって何より幸せなことなのです。
猫は室内のテリトリーだけでも十分幸せに過ごせます。そのためにも、運動不足にならないように上下運動のできるキャットタワーやステップを設置したり、窓から外が見えるようにしたり、日当たりの良い場所に日向ぼっこスペースを確保したりと、猫が退屈せずに暮らせるよう工夫してあげましょう。
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