猫はとっても好奇心旺盛。安全な家の中で暮らしていても、遊んでいるうちに異物を飲み込んでしまうことがあります。普段何気なく使っている物や猫のおもちゃ・花や植物まで、猫に危険な物は意外とたくさんあるのです。それを知らないうちに猫が飲み込んでしまったら・・・中毒や腸閉塞を起こしたり、時には命に関わることもあり大変危険です。
そんな危険な状況を未然に防ぐためにも、家の中で気を付けるべき点を５つご紹介します。
猫の異物誤飲を防ぐには
１．猫のおもちゃは遊んだら片付ける
猫が大好きなおもちゃ類は、遊び終わったらすぐに片付けましょう。長いヒモ状の物や飲み込んでしまう可能性のある小さい物は、出しっぱなしにしておくのは厳禁です。特に長いヒモ状の物は、猫が噛んでいるうちにどんどん口の奥の方へ入っていってしまうので、知らないうちに飲み込んでしまう可能性があり非常に危険です。またネズミの形のおもちゃは丸ごと飲み込んでしまうことがあるので、注意が必要です。
２．人が使った物はすぐに片付ける
輪ゴムやクリップ・ボタン電池などの小さい物や、ビニール袋やビニール紐なども猫が噛んだり飲み込んだりする可能性があるので、使ったらすぐに片付けるようにしましょう。裁縫をされる方は針や糸も非常に危険なので、少しの間も目を離さないようにしてください。
３．薬やサプリなどは猫にとっては毒
人間の薬やサプリは、猫にとっては少量でも中毒を起こす可能性があり大変危険なものです。テーブルの上に置きっぱなしにしたり、うっかり床に落として猫が口にしてしまうことのないよう十分に注意し、猫の手の届かないところに保管しましょう。
４．ジョイントマットも危険
必要な分だけつなげられて便利なジョイントマットですが、あの柔らかい感触が好きな猫が接続部分を噛んで飲み込んでしまうことがあります。クッション性もあり便利なマットですが、違う素材のマットに変更するほうがいいでしょう。
５．花や観葉植物にも注意が必要
キレイな花や観葉植物には、猫にとって危険な成分を含むものが多くあります。ユリやチューリップ・クリスマスに飾るシクラメンや正月飾りの南天も猫にとっては危険な植物です。特にユリの花は花瓶の水を飲んだだけで中毒を起こし命に関わることもあるので、部屋に飾るのはやめましょう。
異物誤飲に気付いたら
万一、異物誤飲に気付いたり、猫が頻繁に嘔吐する・吐こうとしているのに吐けない・ぐったりしていて元気がないなど、いつもと様子が違い誤飲が疑われる場合は、無理に吐き出させようとせず、すぐに動物病院へ！胃の中に異物がとどまっている状態であれば、内視鏡で取り出せる場合もあります。すぐに動物病院を受診しましょう。
まとめ
私達の普段の生活の中には、猫にとって危険な物が意外と多くあります。ですが、飼い主が注意を払い、しっかりと管理することで猫がそれらを誤飲するのを防ぐことができます。「危険な物は猫の手が届かない場所へすぐに片付けること」を習慣にすれば、人も猫も快適に安心して暮らすことができるのです。
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