猫はとってもキレイ好き。自分で毛づくろいすることによって身体を清潔に保つことができますが、毛づくろいによって自分の毛を舐め取ってしまうため、そのままではお腹の中に毛をため込んでしまい「毛球症」になる危険性もあります。抜け毛を減らし毛球症を防ぐためにも、飼い主による定期的なブラッシングは欠かせません。今回は、猫にブラッシングが必要な理由とその方法について詳しくご紹介していきます。
猫にブラッシングが必要な理由
1.抜け毛を取り除く
ブラッシングすることで抜け毛を取り除き、猫が毛づくろいで飲み込んでしまう毛の量を減らすことができます。飲み込んだ毛は自分で吐き出したり便で排出されることもありますが、お腹の中でたまり過ぎると大きな毛の塊となる「毛球症」の危険もあります。特に春と秋の換毛期には抜け毛の量が増えますので、こまめなブラッシングが必要です。
2.毛の絡まりや毛玉を防止
ペルシャやメインクーンなどの長毛種は特に毛が絡まりやすく毛玉ができやすいため、毎日のブラッシングが理想的です。
3.スキンシップと健康チェック
ブラッシングの際に触れ合う時間は、愛猫との信頼関係を深めるためにも大切な時間です。ブラッシングに慣れてくると猫もゴロゴロと喉を鳴らして喜んでくれるようになりますよ。また被毛を美しく保ち、マッサージ効果や健康状態の確認、皮膚病・脱毛症・しこりなどの早期発見にもつながります。
ブラッシングの方法
1.頻度
短毛種なら週1〜2回、長毛種なら毎日してあげるのが理想です。特に春と秋の換毛期には短毛種でもダブルコートの猫は抜け毛の量がグンと増えるので、様子を見ながらこまめにブラッシングしてあげましょう。
2.毛の流れに沿って背中から
まずは首から背中、そしてお尻の方向へ、毛の流れに沿ってブラシを動かします。お腹は特にデリケートなので毛並みに合わせて優しくブラッシングしましょう。毛の流れに沿ってブラッシングしてあげると美しくツヤのある毛並みとなり、血行も良くなります。愛猫がリラックスしているタイミングで、なるべく短時間で行うようにしましょう。
3.ブラシの種類
ブラシには素材や形・抜け毛の取りやすさなどいろいろな種類がありますので、猫の毛の長さや毛量・好みに合わせて選んであげましょう。おススメのブラシを3種類ご紹介します。
長毛種の猫におススメ
ブラッシング効果が高く抜け毛をしっかりと絡め取れる「スリッカーブラシ」
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価格:2899円 |
短毛種でも抜け毛の多いダブルコートの猫におススメ
換毛期の抜け毛もごっそり取れる「ファーミネーター」
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ファーミネーター 中・大型猫 短毛(1個入)【ファーミネーター】 価格:5080円 |
短毛種で抜け毛の少ないシングルコートの猫やブラッシングが苦手な猫におススメ
抜け毛よりも優しく全身をなでることを重視したシリコンやラバー製のブラシ。中でもグローブ型のラバーブラシは愛猫をなでる感覚で使用できるので、ブラッシングが苦手な猫ちゃんでも安心です。
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価格:540円 |
まとめ
飼い主による定期的なブラッシングによって愛猫の抜け毛を取り除き、飲み込んでしまう毛の量を減らすことができます。また愛猫とのスキンシップや健康管理もできるので、ブラッシングはとても重要です。ブラッシングが苦手な猫でも、ソフトなラバー製のブラシで少しずつ慣れてもらい気持ち良さに気づいてもらえれば、ブラッシング大好き猫に変身することも多いので、愛猫とのコミュニケーションを楽しみながら、ブラッシングを継続していきましょう。